2018.05.29 19:25|小説の話。
最近、『おいしいベランダ。』シリーズ(竹岡葉月著 富士見L文庫)にハマりました。
こちらは現在四冊+スピンオフ一冊が刊行されております。

前々から気になっていたシリーズだったのですが、コミカライズ一話目を読んで「あ、こういうの好き!」とますます興味を持ち、一巻を試しに購入。読んでみたところドハマりしてすぐ他の巻を揃えました。

この作品は、ベランダ菜園男子×女子大生の園芸ライフラブストーリー。
主人公の栗坂まもりは、大学進学を機に都内で一人暮らしを始めます。
住んでいる部屋は、現在海外転勤中の従姉が借りていたマンション。
(とても気に入っていてかつ条件の良い部屋なので、自分が不在の間代わりに住んでいてほしいと頼まれたのです)
そしてまもりは、隣の部屋に住むスーツの似合うイケメン・亜潟葉二に憧れを抱いていました。
ところが、まもりはある日、とある危機に見舞われます。
そこを救ってくれたのが、隣人の亜潟。
それを機に、まもりは亜潟の真の姿--都会的なイケメンではなく、普段着は黒縁眼鏡にジャージ、ちょっと口も悪い--を知ります。そして、彼がベランダで野菜を育てていることを知り、(かなり本格的なベランダ菜園)その野菜を使った美味しいごはんをごちそうになって……

と、ベランダ菜園や野菜をテーマにした園芸ライフ&ラブな物語です。
亜潟さんがベランダ菜園を始めた理由がまた面白くてですね、(買ってきた野菜は冷蔵庫に入れても長くもたないけれど、畑の野菜は使う分だけ収穫すれば長くもつ)今じゃもうすっかり園芸沼にどっぷり浸かっている感じがこれまた面白いのです!

それにこの作品を読んでいると、色んな野菜のうんちくなんかも出てきて、自分でもプランターで野菜を育ててみたくなります。
作中に出てくるお料理がまた、すっごく美味しそうなのですよ~!!(レシピもついています)
採れたてのヤングコーン、食べてみたい! 植木鉢で蜜柑、育ててみたい!!

そんな園芸ライフはもちろんのこと、まもりと亜潟さんの恋愛模様がまた可愛くて可愛くて……
この二人の会話とか、かけあいがすごく好きです。

さらにさらに、この二人を取り巻く脇役達も個性豊かで面白い!
個人的には亜潟さん行きつけの園芸店のオネエ店長さんとか、亜潟さんの甥っ子&まもりの弟が好きです。

あとは作中の章タイトルのセンスも好きです。可愛い(*^^*)

ベランダ菜園の話が面白くてベランダのグリーンを想像して癒されて、野菜育ててみたくなってその野菜を使った美味しいお料理を食べてみたくなって、まもりと亜潟さんの恋模様に萌えたりときめいたり萌えたりして!
とにかく見どころ満載! なシリーズです。
超おススメですよ~!!


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2018.05.18 19:53|小説の話。
今年のGW、小路幸也先生の大人気シリーズ「東京バンドワゴン」の第十一弾、『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』の文庫版を買いました。
こちらは東京の下町に店を構える老舗の古書店を舞台に、古書店(とカフェ)を営む大家族が色んな事件に巻き込まれ、それを解決するという人情たっぷりの物語です。
語り手は数年前に他界したひいおばあちゃんのサチさん。
サチさんの柔らかな語り口(物語はサチさんの一人称でつづられています)がまた良いのですよ~。

で、文庫版の最新作を買ったの機に、連休中に第一弾から読み返しまして。
(このシリーズは何度読み返しても面白いです!)
まあいつものことなのですが、最新作まで読むと、無性に続きが読みたくなりましてですね。
これまでは文庫化されるまで待っていたのですが、今回はどうも辛抱たまらず、第十二弾『ラブ・ミー・テンダー』は図書館で借りて、第十三弾の『ヘイ・ジュード』は買って読みました。(どちらも文庫版が出たらまた買います!)

ちなみに第十二弾の『ラブ・ミー・テンダー』は、本編ではなく登場人物の過去を描いた番外編。
第十三弾の『ヘイ・ジュード』が、『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』の続きのお話になっております。

このシリーズ、一冊で約一年間の出来事を四季ごとに描いておりまして、第一弾の時には小学生だった子がもう大学生……とか。
特に子ども達の成長っぷりにはこう、親戚のおばさんとかご近所のおばさん気分で「大きくなって」と目頭が熱くなります(笑)
特に『ヘイ・ジュード』では、お医者さんになることを決意して医大を目指した花陽ちゃんの受験の行方や、まさかの恋のお話とか。高校生ながらすでにミュージシャンとして活躍している研人くんの恋の行方とか!
思いがけない引っ越しのお話とか!
もう見どころ満載で!!(だからこそ文庫化まで待てなかったのですが(笑))
読みながら、何度笑って何度驚いて、そして何度泣いたかわかりません。
(そしてまた「つ、続きを~!!」となったという(笑))

本ッ当に素晴らしい物語で、心からおすすめしたいシリーズです(*^^*)



2017.06.05 22:51|小説の話。
先日、『異世界駅舎の喫茶店』という本を読みました。
こちらは異世界に転移した主人公・タクミが、蒸気機関車の走る駅で駅長代理の仕事をしつつ、喫茶店『ツバメ』を営む物語です。

元々はコミックス版『異世界駅舎の喫茶店』を読んでハマり、原作も読みたくなって読んでみたのですが……

めっちゃ面白かったです!!
心がほんわかあったかくなるようなストーリー。
そして作中で描かれる料理がどれもこれも美味しそうで……!!
空腹時に読むと悶絶する作品です(笑)
現代日本より科学技術の発達水準が150年以上は前の異世界、冷蔵庫はないしガスコンロはないし、何より汎用性の高い食材の一つである『小麦粉』が使えない!
そんな不便な状況ではありますが、現地で手に入る食材で工夫を凝らしながら料理を作っていくところがまた面白いです。

そして、この本を読み終わったら無性に『モーニングセット』が食べたくなりまして……
(タクミが名古屋人で、喫茶店『ツバメ』でもモーニングセットを提供しているのです)

作っちゃいました(笑)

2017060522245172c.jpg

近場でモーニングセットを出している喫茶店を知らなかったもので……
トースト、茹で卵、サラダなら作れるなと思ったのです。
サラダは、キャベツとニンジンを千切りにしてドレッシングと和えたコールスローサラダ。
それだけじゃ物足りなかったので、タマネギと青梗菜とソーセージのコンソメスープも作りました。

久しぶりに茹で卵を食べましたが、ぷりっぷりの茹で卵に塩をつけて食べるだけ! なのにこれがまたすごく美味しかったです。
トーストも、作中での食べ方を参考に、一枚目はそのままで、二枚目はサラダを挟んで食べました。
これまた美味しかったです~!
自宅モーニングにハマってしまいそう(笑)
でも近々、喫茶店にも食べに行きたいな~と思いました。
それから、作中に登場した他の料理にも挑戦してみたいです。
コミックスにも原作小説にもレシピが載っているのですよ~。

グルメ作品好きの方にはぜひぜひおススメしたい一作です!

2017.03.18 20:53|小説の話。
前々回の記事で「読んだら京都に行きたくなった。」というタイトルで漫画の感想を書きましたが、またまた「読んだら京都に行きたくなった。」本がありました! 今回は漫画ではなく小説です。

仲町六絵先生著 「あやかしとおばんざい ふたごの京都妖怪ごはん日記」(メディアワークス文庫) です。

こちらの小説は、京都を舞台に双子の兄妹と妖怪達が繰り広げるハートフルストーリー。
京都や、双子の故郷である金沢の美味しいごはんがたくさん登場します!

主人公は、大学進学のため金沢から京都の古い一軒家に引っ越してきた直史。
双子の妹まどかも、同じく進学のため一緒に京都に来ました。
引っ越して間もない頃、二人はあやかしと人間の間を取り持つ女神・ククリ姫と出会います。
あやかしは、人に語られることで身体を作る。つまり、語られることで栄養を得る。
かつてククリ姫は文豪の泉鏡花とあやかし達の間を取り持ち、彼にあやかし達の物語を書いてもらった。
それと同じことを直史にしてもらいたいのだといいます。
その頼みを引き受けた直史とまどかは、直史が文章を書き、まどかが挿絵を描いた「ふたごの京都妖怪日記」をブログで公開します。
ネットを通して多くの人達に読まれることで、栄養を得るあやかし達。
直史達に書いてもらいたいあやかし達が次々と二人の元を訪れ……

というストーリーです。
あやかし達と人間の心の交流や、美味しそうなお菓子やごはん。
読むと心がほっこり温まるような、優しさに満ちたお話です。

仲町先生の著作を読むのはこれが初めてだったのですが、他の作品も読んでみたくなりました!
一巻と一緒に買った「あやかしとおばんざい2」を読み終わったら、さっそく本屋さんに探しに行こうと思います(*^^*)

京都、あやかし、美味しいごはん!
そんなお話が好きな方におススメの一作です。

2017.03.13 22:50|小説の話。
小説家になろうで公開されている長編作品、『本好きの下克上~司書になるためには手段を選んでいられません~』を最近読み始めまして、ちょうど昨日読み終わりました。
こちらは全677話という大長編!
偶然にも最新話に追いついた昨日に最終話が投稿され、完結まで一気に読むことができました。

この物語は、病的なくらい本が好きで司書になって図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった主人公(女性)が、異世界に転生してしまう物語です。
転生した世界は魔術のある異世界。しかも識字率が低く、本なんてとても手が届かない貧民の兵士の娘に生まれてしまいます。
この世界では本はとても高価で貴重な物。
しかし主人公はこの世界でも司書になる夢を諦めません。
なんと、「本がないなら作ってしまえばいい!」と、本作り……それも、本を作るための紙やインク作りから司書の夢を目指すのです。
このバイタリティと本への執念、すごかったです。
そして、主人公の本への情熱はどんどん周りを巻き込んでいって、主人公を取り巻く環境はめまぐるしく変わっていきます。

こんなに長いお話なのに一度も中だるみなどを感じる部分はなく、次から次へと変わっていく展開に「つ、続き! 続きがきになる!」と、読むのを中断するのがなかなかに大変で、ここ数日は睡眠時間を削っていました(笑)
あともう一話だけ……が数話続いてしまうんです。
読み手の期待を良い意味で裏切り続けてくれるストーリーだと思いました。
途中何度も泣いてしまう場面があって、でも主人公が次々と訪れる苦難を本と家族への愛で乗り越えていく様が痛快で、胸熱でした。そんなシリアス展開だけでなく、コメディ要素もとても面白く、途中何度も笑いました。
主人公を取り巻くキャラクター達も個性豊かで、好きなキャラがたくさんです!

物語のラストもとてもよかった……!
話の途中で主人公が一度はあきらめ、手放していった大切なもの。
それが回り回って、いろんな伏線を越えて、最終的に主人公の元に戻ってくる。
心から「よかったね!」と祝福したくなる終わり方でした。
それに、まさかあの人とああなるとは……!
中盤まではまったく予想できず、けれど終わりに近付くにつれてすごく納得の組み合わせで、本当に幸せになってほしいです。

欲を言えば、完結後の主人公達の生活がもっと読みたーい!
読み終わって、完結してしまったのが、もう全話読んでしまったのが寂しくて「もっと読みたい!」という完結ロスに陥るくらい面白かったです……!!
600話越えに尻込みしていましたが、もっと早く読んでいればよかった!
そして、読んで良かった!! と心から思いました。
この作品に出会えたことを幸福に思います。
それくらい、すごくすごく面白かったのです。

こちらの作品は書籍化、そして漫画化もされているので、今後は書籍版と漫画版を買い揃えてまたこの世界を楽しませていただこうと思います!

とても長いお話ですが、とてもとても面白い作品です!!
まだ読んでいない方にはぜひおススメしたい名作です。


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プロフィール

なかゆんきなこ

Author:なかゆんきなこ
小説、漫画、アニメ、ゲーム大好き。
趣味で文章書いています。
現在『小説家になろう』『ムーンライトノベルズ』にて活動中。
自サイト→『きなこもち。』

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